| ●八女伝統工芸館のHPへようこそ!! 【http://www.yame-kougeikan.jp/】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ◆館内施設紹介◆ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
展 示 場…展示室、展示コーナー、販売コーナー、事務所 実演・体験工房…体験コーナー、大型紙が漉ける紙漉き場、和紙製造機械機器(舟・乾燥機・ビーターなど)設置 ※体験コーナー手すき和紙体験 は、5名以上の体験はご予約をお願いします。 |
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| ◆和紙と洋紙の違い◆ | ||||||
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| ◆八女手すき和紙ができるまで◆ | ||||||
| 和紙ができる工程は、大まかに 原料づくり→紙を漉く→乾燥 となります。原料づくりが一番手間と時間がかかります。 ここでは八女地方で使用する用語で書いています。 作成にあたり、八女手すき和紙組合のご協力をいただきました。 |
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■和紙ができる原料 原料には楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)、雁皮 (ガンピ)などの靱皮(ジンピ)繊維を用い ますが、他に藁、竹などが使われます。 八女手すき和紙は、主に楮を原料として います。 八女では楮を「かご」と呼びます。 特徴として かごは繊維の長さが1p位と 長いので、丈夫な和紙ができます。 |
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| ■かご(楮) 桑科の植物で1年で2m位に成長します。 毎年、落葉し成長が止まる冬場に伐り ます。春には切株から芽を出し、1年で 利用できるようになります。 また1年目(今年成長)のものしか使い ません。 楮の最大の産地は高知県です。 八女は主に熊本県(山鹿市鹿北町)産 のものを用いています。 |
かごを刈り取り長さ1メートル位の 長さに揃えたかごの原木です |
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| ■水浸け 水で繊維を柔らかくするため、かごを 水槽に浸けます。 この時にチリやゴミ なども洗い落します。 ■かごたくり(白皮作業) たくり包丁と呼ぶ刃物でかご皮の表皮と 傷を取り除きます。 漂白する場合は、この工程を省きます。 |
かごの黒皮の下にある白皮の部分が 和紙の原料となる靱皮(ジンピ)繊維です |
かごたくり作業 |
■かご炊き(煮熟) かごをソーダ灰や苛性ソーダなどの アルカリ性液で煮ることで、繊維を取り 出しやすくします。約2時間程。 皮に含まれるリグニンやペクチンと呼ば れる繊維でない物質は溶け出します。 ■あく抜き 煮終えたかごは、水に浸し、灰汁(アク) 抜きをし、完全に不純物が抜け出るまで 水洗いします。 |
煮 釜 ボイラーの蒸気熱を使って窯で煮ます |
初めは煮汁が染み出て茶色に濁ります 何度も水洗いし灰汁を抜きます |
| ■かご晒し(漂白) アク抜きをして、水槽に漂白液を入れ 脱色します。 約15時間。 未晒しの場合はこの工程を省きます。 |
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| ■かご洗い(チリ取り) 漂白液が完全に繊維から抜けるまで 水洗いをします。 未晒しの場合はこの工程を省きます。 かごに付いたキズやちりなどの不純物を 丁寧に取り除きます。 繊維のキズの部分は、硬い繊維の塊な ので、後で離解しようとしても、他の繊維と からまり合って玉(ダマ)をつくります。 根気のいる単調な仕事ですが、下準備を しっかりしておかなければ、”いい紙”は 漉けませんし、産地の信頼もなくなります。 冬場は手が痺れてつらい作業です。 |
チリ取り作業 |
チリ取り作業 |
■かご打ち(叩解) ちり取りの終わったかごは、繊維の束を 一本一本の繊維に分離させるために、打 解機で約2時間よく叩いてほぐします。 決して、潰しているのではありません。 途中、機械を止めて底と上部のかごを 入れ換えます。 丸い臼の縁までかごが盛り上がってきた らほくれてきた証です。 昔は樫の木の棒で叩いてほぐしました。 ■びーたー(離解) 叩き終えたかごをナギナタビーターを 用いて繊維を分離します。 |
打解機 |
打解を終えた原料 |
ナギナタビーター |
長刀(ナギナタ)のような刃を水中で 高速に回転させています |
水槽を流動するうち、長繊維のかごの 結束した繊維が一本一本に分離します |
| 離解を終えた原料 |
トロロアオイの根をミンチ機で砕き 網でこして粘液を抽出します |
かごを水で溶かしネリを入れて 攪拌棒でよく攪拌します |
■紙漉き @ 漉舟の中に水を入れてその中にでき あがった原料をいれます。 それにトロロアオイの根から抽出した 粘液を加え、攪拌(カクハン)して均一の 濃度になるようよく分散させます。 他の産地では、トロロアオイのほかに ノリウツギから抽出する粘液も使用され 全国的に「ノリ」とか「ネリ」の名称で呼ば れています。 手すき和紙資料館では、粘液の分子 構造に近い化学ノリが開発されている のでこれを購入し使っています。 |
「流し漉き」という製法で漉きます |
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| ■紙漉き A 簀桁(スゲタ)という道具で一枚一枚紙を 漉いていきます。 簀桁を巧みに揺り動かし均一な紙を 漉きます。 ■紙漉き B 漉きあげた湿紙を紙床に積み重ねます。 一日に漉く300枚位の紙を重ねたもので 紙床(シト)といいます。 たっぷりと水を含み、手で触ることはでき ません。 |
一枚一枚重ねていきます |
種類によって違いますが、 1日に300枚〜400枚漉きます。 |
■紙床しぼり(脱水) 大量の水を含む紙床を圧搾し、時間を かけて徐々に水分を抜いていきます。 紙床を圧搾機に移し徐々に水分を絞り 厚みが初めの3分の1位まで脱水します ■紙つけ(乾燥) 圧搾を終えた湿紙は紙床から一枚づつ はがして乾燥板に刷毛で張りつけ乾かし ます。 乾燥には天日干しと火力(ボイラー)の 蒸気熱を使った乾燥方法があります。 天日乾燥は、八女では限られた紙の 場合にだけ行っています。 |
板を重しにおおまかな水を落とします |
圧搾機 ジャッキで少しづつ加圧し 水分を絞ります |
紙床から1枚づつはがし乾燥機へ |
一面式の乾燥機 |
熊本県の山鹿燈篭を作る和紙は、 今でも天日で乾燥しています |
■紙そろえ (選別・仕上げ) 乾燥を終えた和紙を一枚一枚丁寧に 自然光で透かし目を通し、キズものを 選り出したり厚みを揃えたりして、規格 に合った製品に仕上げます。 普通は100枚を一束とし匁数を記入し 和紙に挟んでおきます。 極薄・薄口・中厚・厚口・極厚を知る目安 となります。 ※1匁=3.75グラム |
目視・手触り・紙のしなる音など 気を研ぎ澄まし選別します |
表装用裏打紙は、薄口から厚口まで 各種揃えておかなければなりません |
| 清流・矢部川沿いの八女手すき和紙の産地、柳瀬地区 (松尾和紙工房の紙漉き場) |
ちぎり絵などに用いられる 薄口の染め雲竜紙 (松尾和紙工房製) |
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